ChromasPro : 制限酵素切断地図の作成

2022年2月9日水曜日

【ChromasPro】

t f B! P L

 ChromasProは、アセンブリや配列編集・解析が可能なソフトです。

今回は、ChromasProを使ってプラスミドベクター pBR322の制限酵素切断地図を作成してみます。

制限酵素切断地図の作成

線形のマップも作成できますが、今回は円形のマップを作成したいので、ヌクレオチド鎖のタイプを円形に設定しておきます。

Edit Strand Type Circular を選択


Analysis Restriction Enzyme を選択

または、ツールバーのアイコン(Restriction map)をクリックします。


すると、次のダイアログボックスが表示されます。

(1)  プルダウンからメーカー別の酵素グループを選択できます。
(2)  現在選択されているグループの酵素一覧が表示されます。左のチェックボックスで選択/選択解除 できます。
(3)  NEWボタンからオリジナルの酵素グループも作成できます。
(4)  選択したグループ内のすべての酵素を検索するか、チェックしたものだけを検索するかを選択します。
(5)  検索対象となる配列範囲を指定できます。配列エディタで範囲を選択しておくと、その範囲が自動でコピーされます。
(6)  範囲を入力してSelectをクリックすると、指定した範囲の長さの認識配列を持つ酵素のみを選択できます。

 制限酵素や範囲などを設定します。今回は例として、BamH I, Bgl I, EcoR I, EcoR V, Hind III, Pst I, Sal I を選択しました。

OKをクリックすると制限酵素切断地図が作成されます。


同時にダイアログボックス(Map Options)が表示され、フラグメントのリストやゲル電気泳動のパターンなどを作成できます。



Site Length(制限酵素の認識配列の塩基数)、Number of Sites(切断部位数)に数値を入力し、 Redraw をクリックすると制限酵素にフィルターをかけて再表示できます。


 補足 

Options > Restriction Enzymes を選択すると、制限酵素の情報を確認できます。

ここから酵素グループの新規作成や編集、新しい酵素の追加などを行うこともできます。

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