ChromasProは、アセンブリや配列編集・解析が可能なソフトです。
今回は、ChromasProを使ってプラスミドベクター pBR322の制限酵素切断地図を作成してみます。
制限酵素切断地図の作成
線形のマップも作成できますが、今回は円形のマップを作成したいので、ヌクレオチド鎖のタイプを円形に設定しておきます。
Edit > Strand
Type > Circular を選択
Analysis > Restriction Enzyme を選択
すると、次のダイアログボックスが表示されます。
(2) 現在選択されているグループの酵素一覧が表示されます。左のチェックボックスで選択/選択解除 できます。
(3) NEWボタンからオリジナルの酵素グループも作成できます。
(4) 選択したグループ内のすべての酵素を検索するか、チェックしたものだけを検索するかを選択します。
(5) 検索対象となる配列範囲を指定できます。配列エディタで範囲を選択しておくと、その範囲が自動でコピーされます。
(6) 範囲を入力してSelectをクリックすると、指定した範囲の長さの認識配列を持つ酵素のみを選択できます。
制限酵素や範囲などを設定します。今回は例として、BamH I, Bgl I, EcoR I, EcoR V, Hind III, Pst I, Sal I を選択しました。
OKをクリックすると制限酵素切断地図が作成されます。
同時にダイアログボックス(Map Options)が表示され、フラグメントのリストやゲル電気泳動のパターンなどを作成できます。
Site Length(制限酵素の認識配列の塩基数)、Number of Sites(切断部位数)に数値を入力し、 Redraw をクリックすると制限酵素にフィルターをかけて再表示できます。
補足
Options >
Restriction Enzymes を選択すると、制限酵素の情報を確認できます。
ここから酵素グループの新規作成や編集、新しい酵素の追加などを行うこともできます。